希望の詰まったマドレーヌ

 更新日:2012年02月14日(火)

広報班やっちです。
南三陸町戸倉地区で奮闘するパティシエの方にお話を伺って参りました。
 
町唯一のペンション「オーイング」は戸倉地区の海辺に建つ白亜の家。
家族経営ならではの暖かなおもてなし、そして素晴らしい景観が評判の宿でした。
長嶋涼太さんはそこでパティシエを務めており、多くのお客様が彼の作るスイーツを楽しみに訪れました。
ケーキ①.jpg
震災直後、オーイングは波こそ被らなかったものの海側の崖が崩れ、住居とするには危険な状態となりました。
窓からの眺め.jpg
ペンションを閉業し志津川自然の家へ避難された涼太さんご一家でしたが、この地区は周辺の橋が崩壊したことにより完全に孤立しており、自衛隊の救援が届くまでの2週間は住民の方だけの力で自活を続けることとなりました。
避難所の皆さんと総出で幹線道路のガレキを撤去するなど奮闘のかたわら涼太さんは限られた食材を使いホットケーキやミルクレープを作成。
お菓子作りの腕を発揮し続けていました。
味噌汁カップ入りのパフェを作った際にはその製造過程がツイッターで実況され、日本中多くの方から応援を受けながら美しいパフェが完成しました。
避難所パフェ.jpg 
仮設住宅に移動したのち生活のためのアルバイトをしながら今後の道に迷っていた涼太さん。
しかし、これまで会った事もない人達から材料・調理器具等の支援を受けたこと、またお菓子を食べた人達の喜ぶ顔を見たことによりパティシエを続けていく決心がついたと言います。
ペンション時代から名前を変え発ちあがった洋菓子店「Oh!ing菓子工房Ryo」は、まず近しい方を対象にした注文製造からスタートしました。
そして2011年11月の福興市では焼き菓子を提供、クリスマスには種類こそ少ないものの前年とほぼ変わらない数のケーキの注文を受けました。
未だ店舗は持ちませんが使い慣れた厨房を拠点とし、目標とするペンション再開に向け動き出したばかりです。
涼太さんの自慢はふっくらとした「復興お山のマドレーヌ」。
他のお店で見かけるマドレーヌより大ぶりで、二つに割ると甘い香りが漂います。
どっしりとした食べごたえ、ほろほろとした口溶けでお店の一番人気も納得のお菓子です。
涼太さんによると「焼きたてが一番うまいんだ、外がサクサク、中がフワフワなんだ」とのこと。
いつかいただいてみたい・・・!
涼太さんマドレーヌ.jpgマドレーヌ大成功.jpg
12月には第三子が誕生、涼太さんはアルバイトを辞めお菓子作りに専念する決断をしました。
これからもっと新商品も開発したいと抱負を語る顔からは厳しさの中にも溢れる幸せが感じられます。
涼太さんケーキ.JPG
現在は雛祭り向けのケーキを準備中とか。
「Oh!ing菓子工房Ryo」のお菓子はこれから町中の人に、きっと更にたくさんの人達に希望を届けることでしょう。
涼太さんの活躍はこちらのtwitterからご覧いただけます。
https://twitter.com/madeleine_ohing#
ご注文はこちらのサイトから。
南三陸町戸倉地区勝手に応援団
http://minamisanriku-togura.com/
 
 
 
 

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