
金 泰昌(キム・テチャン)
大韓民国の政治学者、哲学者。未来共創新聞社 取締役顧問、東洋フォーラム 主幹。
韓国忠北大学行政大学院長として在職中の1989年、30年間勤めた大学を退職し渡日。人文・社会・自然科学を網羅し、すべての人が共に幸せになるための道を模索する「公共哲学」を東京大学等で研究。公共哲学をテーマに京都フォーラムを25年間に渡って継続開催し、その内容が東京大学出版を通じて出版される。また、57か国で300回以上のフォーラムを実施する等、旺盛な知的活動を展開。現在は東洋フォーラム等を通じて、将来世代観点からの公共哲学を発信し続けている。著書に「星を数える心」「人間、現実そして神」「創造的人間と健康な社会」「社会科学における挑戦」「力のバランスを越えて」「公共哲学」(共編著,全20巻,東京大学出版会)。他英語の著書も多数。
<経歴>
- 1934年韓国生まれ
- 専門分野:公共哲学、政治・社会哲学・比較文明・文化論、将来世代研究
- 韓国延世大学政治外交学科卒、同大学院政治学博士
- 駐韓米国経済協調所(United States Operation Mission/Korea)企画補佐官(1969–1970)
- 国立忠北大学教授、同社会科学大学長、国際関係研究所長、統一問題研究所長、政大学院長(1970 – 1990)
- 東京大学客員研究員(1990– 1992)
- 国際日本文化研究センター客員研究員(1992–1993)
- 北九州大学客員教授(1993– 1994)
- 九州女子大学教授、同文学部長(1994–1995)
<その他>
- 中国社会科学院客員教授、ホーチミン市社会科学院客員研究員(ベトナム)
- マヒドル大学アセアン公共保健大学院客員研究教授(タイ)
- 香港大学都市計画環境管理センター客員教授
- ヒューストン大学大学院未来研究課程客員教授
- オックスフォードブルックス大学客員教授(英国)
- トロント大学OISE変化行為研究センター客員研究員(カナダ)
- 大阪国際大学国際問題研究所客員研究員
- シドニー経営大学院客員教授
<受賞>
- 韓国国民勲章冬柏章