プロジェクト立ち上げの背景
2020年春の新型コロナ流行を機に緊急事態宣言が発出され日本中の多くの方がこれまでの日常生活を維持することが難しい状況となりました。中でもシングルマザーを中心とした「ひとり親家庭」では、コロナショックによる解雇や収入減の影響を非常に大きく受けられました。そのような困窮されている方々の力になれるよう、「ひとり親家庭」への支援プロジェクトを立ち上げさせていただきました。ご寄付下さった皆様と日頃よりひとり親家庭を支援されている団体の方々、地域の子ども食堂、シェアハウス、市役所や行政の方々、多くの方にプロジェクトの趣旨に賛同くださり、ご協力をいただき、おかげ様で良心の繋がりを感じるご支援ができたと感じております。
2020年11月より「ひとり親家庭支援プロジェクト第1弾 クラウドファンディング」として広く寄付を集め、また、2021年3月より、世界的アパレルメーカーH&Mジャパン様にご協力をいただき「ひとり親家庭支援プロジェクト 第2弾~supported by H&M JAPAN~」として、ご支援を実施させていただきました。
ひとり親家庭を取り巻く社会課題
日本の社会問題のひとつでもあるシングルマザーの貧困問題。父子家庭を含めた「ひとり親世帯」は、貧困に陥りやすい傾向があり、日本のシングルマザーの貧困率は先進国の中でもトップクラスだと言われています。収入が少ない・仕事と子育ての両立が難しいなどの問題がある中で、ひとり親家庭の64%が年収200万円未満だといわれています。また、日本の子どもの7人に1人が相対的な貧困状態にあるとの報道もあり、国内のひとり親世帯の子どもの2人に1人にあたる48.1%が相対的貧困と言われています。
さらに、今回の新型コロナウイルス感染症の影響により、失業した・子どもを預けられなくなり働けなくなった・頼れる人もいないなど、59%が収入減、11%は収入が途絶えるという厳しい現状となっておりました。
合計53家庭、83名のお子様 へ支援をすることができました。
<支援先のご家庭について>
※本プロジェクトでは下記の条件に当てはまるご家庭を対象に実施いたしました
・配偶者のいないひとり親の方
・日本在住で20歳以下の子供と同居している方
・年収 240 万円以下の方
・コロナ禍で失業もしくは2020年2月以前と比べ月収が2割以上減少された方
1家庭 3万円~5万円 の応援金の給付を完了
【第1期】9家庭への5万円の応援金の給付を完了(2020.11.10)
【第2期】14家庭に対して5万円もしくは3万円の応援金の給付を完了(2020.11.30)
【第3期】30家庭に対して5万円の応援金の給付を完了(2021年7.15)
顔の見える支援を
ユナイテッド・アースだからこそできる「顔の見える支援」として「本当に困っておられる方」に支援金を届けていくことを何よりも大切に支援活動を実施させていただきました。
ご応募いただいた皆さんへは、ユナイテッド・アースの職員よりお一人ずつ電話面談を実施しご家庭の状況をヒアリングさせていただき、支援の実施を決定いたしました。
支援先から届きましたメッセージの一部をご紹介
Hさん(お子さん2名)
このような企画を立てて下さったNPO法人ユナイテッド・アースの皆様
また支援者の皆様、本当にありがとうございます。
詳しい活動レポートは【ひとり親家庭支援プロジェクト活動報告書 2021年】をダウンロードしてご確認ください。