特定非営利活動法人ユナイテッド・アース
2022年度 活動報告
(2022年4月1日~2023年3月31日)

※本ページでは第17期の活動について、まとめてご報告させていただきます。

特定非営利活動法人ユナイテッド・アースは第17期(2022年4月1日~2023年3月31日)の活動を無事に終え、第18期の活動を開始いたしました。

このような様々な取り組みを進めることができましたのも、全国各地からエールを届けてくださる皆さまのおかげです。

心より感謝申し上げます。

ユナイテッド・アース 事務局一同

目次

1. イベント開催

1-1.UE-Café 大阪

(実施:2022年12月7日(水))

コロナ禍を経て大阪では3年ぶりとなるUE本部主催のUE-Caféを開催いたしました。世界情勢が緊迫する中、今、社会で何が起きているのか、何を学び、対話をしていくことが大切なのか、様々な想いやビジョンを共有する時間となりました。多くの方々にお越しいただき2部の交流会まで大盛況となる、感動的な1日となりました。UE-Caféをきっかけとした志のネットワークで新たなプロジェクトが生まれています。

 

 

 

 

 

 


 

1-2. UE-Café 石川

(実施:2022年8月25日(木)・2022年12月12日(月))

石川事務局では、「UE-Café小松」を半年に1回ペースで定期的に開催。2017年の初開催以降、これまでに12回開催し、この5年間、定期的に開催することで着実に地域のコミュニティを作り上げてきました。参加者さんの発案から「子ども食堂」を開催するなど、いくつものプロジェクトが生まれています。今年8月に石川で豪雨災害が発生した際には、石川事務局として災害直後から地域のネットワークを活かした支援を展開することができました。

 

 

 

 

1-3. ピースフレイム・ムーブメント

(実施:2022年8月10日(水))

石川事務局主催のオンラインピースフレイムムーブメントを開催。「本物の原爆の残り火」を見つめながら、平和について、学び・語る機会を作りました。


 

2. 災害復興支援

2-1. 令和4年台風15号・静岡県静岡市支援 

(実施:2022年10月)

2022年9月台風15号の豪雨災害において、甚大な被害を受けた静岡県静岡市を拠点に活動を進めさせていただきました。静岡市にあるこども園では、庭園には1メートルを超える泥水が浸水。園舎内でも床上30㎝の浸水被害を受け、遊具やおもちゃ、絵本や紙芝居など多くの物が水につかり処分することとなりました。子どもたちが安全に楽しく遊べるよう紙芝居7冊と砂場メッシュシートをお送りさせていただきました。

 

 

 

2-2. 令和4年8月豪雨災害・石川県小松市

(実施:2022年9月~10月)

 

2022年8月4日~5日、東北・北陸地方で豪雨により大きな被害を受けた場所の1つでもある、石川県小松市を拠点に石川事務局が災害直後から支援を展開いたしました。ボランティアの行き届いていない農家さんへの支援活動として、農地の中に入り込んだゴミ出し作業等の実施。また、UE-Café で繋がった市民・企業が連携したボランティア活動、子ども食堂を通した支援に取り組んできました。地域の絆が、こうした有事の際に、大きな力になっていること、実践的な取り組みを推進できていることを実感する機会となりました。

 

 

 

 

3. 海外支援

3-1. カンボジア 井戸支援

(通年を通して実施)

2009年の支援開始以降、累計、井戸277基の井戸を支援することができました。

 

  • 【2022年度】井戸33基を新たに支援

今まで1基の井戸を5家族ほどで使用していましたが、1基で1~2家族で使用していただけるようになり、地域の生活衛生面が大幅に改善されました。

 

 

 

 

3-2. カンボジア トイレ支援

(通年を通して実施)

  • 【2022年度】トイレ3基を新たに支援(フリースクール・一般家庭)

農村部の子ども達ひとりひとりがしっかりした学力を身につけ自立していける未来をつくりだすため運営されているフリースクール「ココナッツスクール」にトイレ2基の、設置支援を行いました。

年々入学希望が増え現在、2 5 0名が通っているにも関わらず今まで、トイレが1つしかありませんでしたが、今まで男女共用だったトイレも男女別になり、特に女の子は安心して学校に通うことができるようになりました

 

 

 

 

 

これからも、ユナイテッド・アースは「社会づくり事業」を軸に様々な社会問題への取り組みを継続し続けます

今期(第18期)を迎え、ユナイテッド・アースでは、数年前より掲げている「社会づくり十策」を推進すべく取り組みを進めております。

 

あらゆる危機が世界に渦巻いている現在、「平時」と「有事」の境目がなくなりつつある中で、いかに希望ある未来に向けて、組織的実践を進められるかが求められているのではないでしょうか。今こそ、志を同じくする者同士が良心のネットワークで繋がり合うこと、今後の日本を再生していくためにも皆様との絆を大切に新たな社会を創っていくことが何よりも重要であると感じております。

 

次世代に希望溢れる社会を残すべく、全身全霊で取り組んでまいりますので、ぜひ今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

本年度も何卒宜しくお願いいたします。

 

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