本ホームページは、NPO法人ユナイテッド・アースが2011年3月に発災した東日本大震災で甚大な被害となった宮城県南三陸町を中心に行った、復興支援活動についての当時の記録が掲載されております。2023年現在、各種活動についての受付は終了しております。 多くのご支援、ご協力ありがとうございました。


夕涼み会

 更新日:2012年07月24日(火)

こんにちは!
兵庫県から来ました、ちさる24歳です(^_^)v
 
わたしは、ボランティアに参加するのがはじめてで、しかも3泊4日の最短日数にも関わらず、特別なイベントのお手伝いに参加することができました。
 
それは、南三陸町の復興商店街で行われた、地元幼稚園の夕涼会です♪
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以前、UEから幼稚園へお手伝いに伺っていたようで、先生方からの信頼もあり、気軽に声をかけていただきました。
 
準備説明の前に、「去年は開催できなかったので、2年ぶりの夕涼会です」とお話がありました。
去年の今頃はまだ、こうして夕涼会を行えるまでになるのを想像できなかったのではないでしょうか。
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説明を受けたのち、担当ごとに分かれ各々飾り付けを行いました。
先生方が用意された手作りの飾り。それを素早く綺麗に彩るUEやその他ボランティアの方々。
閉店時間を伸ばし、その場を明るく照らしてくださった復興商店街及び地元のみなさん。
たくさんの協力があってのイベントなんだと再確認させられました☆
開始時間が近付くと「せんせー(^o^)/!」と、慣れない浴衣を着て、満面の笑みで駆け寄る園児が続々と集まりました。
とにかく可愛い園児たちに、みんな視線は釘付け☆
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UEメンバーは、子どもたちだけでなくご家族の方にも挨拶をし、談話し、和やかな空気を作り出していました。そんな先輩方を見て、ただ飾り付けをするだけがボランティアではないと教わりました!!
 
先生の一声で園児が列を作り、夕涼会がスタート♪
やぐらの上で園長先生が和太鼓を叩き、その周りを輪になり一生懸命踊る園児と、それを優しく見守る保護者や地域の方々。
それは、どこの幼稚園と何らかわりない夕涼会でした(o^^o)
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ただ、この商店街は仮設で出来ていて、一歩外に出れば変わり果てた街並みだということ。
そんなことを忘れさせてくれる元気いっぱいの園児の踊りに、その場にいた大人たちも皆、笑みを浮かべていました。わたしもそのひとりでした(^^)
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演目の中に、保護者と園児が一緒に踊る機会がありました。この場合大抵は母親をイメージするかもしれませんが、父親が参加し兄姉がビデオを撮る家族や、祖父母が参加する家族など、様々。
 
この様子を見て、ふと、ご家族を亡くされたり、家を失ったり、仕事がなくなり片親が遠くに働き出ていたりと、何かしら被害を受けている家庭がこの中にもあることを思い出しました。
 
それでもこうして明るく振る舞う姿を見て、ここまでの状態になるのにいったいどれくらいの月日がかかったのだろうと、一瞬呆然としてしまいました。
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その後も、水風船すくいなどのお手伝いをし、その場にいた全ての方と共にとても楽しい時間を過ごすことができました!
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今回、大人たちを笑顔にする子どもたちの笑顔や元気は、ほんとうに力になるなと痛感しました。
同時に、そんな子どもたちの笑顔をこれからも絶やさぬように、私たちが支えていかないといけないなと改めて思いました。
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こういった街のイベントで盛り上がることができるのも、わずかではあるけれど復興の証なんですね。
いい経験ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。

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