田束山マウンテンバイク大会
更新日:2012年05月18日(金)
はじめまして!!いのっちです。
みんなが楽しくて笑顔になるイベント。
被災地で、そんなイベントが地元住民の方々と多くの仲間によって開催されました。
5月12日13日の2日間の日程で、田束山MTB(マウンテンバイク:以下MTB)大会とストリートMTBチームTUBAGRAによるデモンストレーションショーが行われ、私たちも観に行かせて頂きました。
この大会は、今回で18回目、被災直後の去年も規模を縮小しキッズのみですが開催されたそうです。
12日に南三陸町歌津にある伊里前福幸商店街(仮設)で行われたデモンストレーションショーでは、MTBが想像もできないぐらい高く遠くへ跳んだり、人の上を飛び越えていったり、フィギアスケートのように回ったり、すごい技の数々に会場にいた人達からは、技が決まっても決まらなくても楽しげな歓声と拍手が湧き起こっていました。
また、私たち観客も実際にMTBに乗って楽しめる時間も作って下さり、子供たちはもちろん、大人も初めて挑戦するストリートMTBに四苦八苦しながらも大興奮でした。
13日に田束山で行われたMTBのレースには子供から大人まで約200名の方が出場されました。
田束山は、標高512mと付近の山の中でもとりわけ高く、眼前には三陸の海岸が広がり、山頂付近に沢山のつつじや桜が季節ごとに咲き誇ります。
そんな素晴らしい絶景の中を、参加選手が一生懸命走る姿、楽しそうに走る姿に、観客の皆さんも声援を送っていました。
また、地元の方々による炊き出しもありました。
絶景の中で食べる、南三陸町でとれたワカメのお味噌汁と、ネギの花の天ぷらは絶品でした。
長年継続して行われてきたイベントだからこそ、被災後1年経った今、沢山の人達が参加するイベントとなり。
地元住民の方々を中心に、多くの方々が力を合わせて開催されるからこそ、参加する人も観る人も運営する人も、自然と笑顔の溢れる楽しいイベントになっていると感じました。
瓦礫が山積みで建物は土台だけ、まだまだ津波の爪痕が残る被災地ですが、
こんな素敵なイベントが開催され、復興へ向け立ち上がる方々が大勢います。
やっぱり笑顔ってええな~!!
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