ここへ来ること

 更新日:2012年04月24日(火)

「行ってよかった」
 
これが、地元に帰ってきて、両親に話した最初の言葉です。
私が、ボランティアに現地へ行きたいと思った理由は、2つあります。
1つは、単純に「何かしたい」という気持ちから。震災が起きてから地元で募金をしたり、支援物資を集め送ったりという活動をしてきましたが、「目に見える支援をしたい」とずっと思っていました。
 
そして、もう1つは・・・
自分の中でも、周りでもこの震災のことが「風化」していっているのを感じていたから。震災が起き1年経ち、震災関連の報道も少なくなり、「過去のこと」のような感覚です。でも、きっと「復興」には時間がかかるはず・・・
 
自分の目で、耳で、心で、被災地の「今」を知りたい。そう思い、参加しました。
 
「自分に何ができるのだろうか」という思いと不安を抱え、東北に向かいました。
仙台駅に着き外に出ると、ものすごく発展した街がそこにありました。私の地元の駅周りより、ずっとずっと都会でした。「もう1年も経ったからな」そんな言葉が頭をよぎりました。
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でも・・
高速バスに乗り、南三陸町に向かっていくと、何もないけど家の土台だけが残っていたり、壊れた車や船が残っているという風景が広がっていました。
 
・・「まだ1年しか経っていない」
 
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南三陸町の街中を見て、ここにたくさんの人が私たちと変わらない「日常」を送っていたことを想うと、何も言葉が出てきませんでした。
 
大切な家族や恋人、友人、生まれ育った家、学校、職場・・
 
いろんなものを一度になくしてしまった人達がいる、そんな場所に来て自分は何をできるんだろう・・そう思いました。
 
それから、1週間、さまざまな活動に参加させてもらいました。
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わかめやメカブの重さを測ったり、老人保健施設でコミュニケーションのボランティアをしたり・・
 
その中で、私のここでの活動が、この街の「復興」につながっているのかと悩むこともありました。悩んだ時は、仲間に話を聞いてもらいました。仲間の意見を聞きました。移動の車の中で、家で、たくさん話をしました。
 
ここには同じ「想い」を持って、活動している仲間がいます。「何かしたい」・・
その「想い」だけで全国から集まった仲間がいます。
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1週間、ボランティアの活動をさせてもらって、地元の方や仲間と話をして、思ったこと・・
 
それは、ここで経験したこと・感じたこと・考えたことをたくさんの人に発信し続けていくことが、必ず復興につながることを信じることが大切だということです。
 
一人一人の力は、自然の力に比べると微力です。でも無力ではないのです。
 
このブログを見ている方は、南三陸町やボランティア活動に興味を持っている方が多いと思います。現地へボランティアに行きたいけど、思いきれないという方もおられると思います。今の状況が現地に行くことを許してくれる状況の方は、ぜひ現地へ行かれることをお勧めします。ボランティア活動でも、観光としてでも。現地での出逢いは、「人生観」を変えてくれるきっかけになると思います。
 
現地へ行くことが許されない状況の方は、自分の地元でできることを続けて欲しいです。
被災地を想い、自分にできることを続けていくことが、「復興」への力になることを信じています。
 
みんなで、「復興」に向けて、取り組んでいきましょう。
 
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最後に・・UEの皆さんへ
 
本当に行ってよかった。心から、感謝しています。
 
またいつか、皆さんが活動をしているその場所に帰りたいなと思っています。
 
本当にありがとうございました。
 
 
 
福祉チーム   
ちえもん より
 

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