南三陸町でもらったもの
更新日:2012年03月17日(土)
こんにちは。ユナイテッドアースで活動をさせて頂いているゆっこです。
私は昨年4月に初めて南三陸町を訪れました。
家も人も流され、町は瓦礫だらけで
水も電気もガスもない状況の中で
避難所であるベイサイドアリーナの総合受付を任せて頂きました。
土地感もなく
方言もわからず
この町のことを何も知らない私が
避難所の受付をしていていいのかどうか
自分の想いだけでこの町に来てよかったのか
正直、わかりませんでした。
そんな想いを持ったまま
活動を続けていたある日
私がひとり、お昼ご飯を食べていると
ひとりのおばあちゃんが隣に座りました。
どこに住んでたの?
と尋ねられ
私は
ボランティアで大阪から来たの。
と答えました。
そしたらそのおばあちゃんが
今アリーナで配られたばかりの
みかんを私に差し出して
ちゃんと食べてるの?
来てくれてありがとうね。
と私の手を握りました。
南三陸町に来たことが
正しいのか間違ってるのかはわからないけれど
ありがとう。と手を握ってくれる人がいる。
遠くの支援でできることはたくさんあるけれど
南三陸町にいるからこそ
近くにいるからこそできることがある
そう思いました。
現在、わたしはコミュニティサポートチームとして
小学生を預かりプレスタ(play & study)を行っています。
子供たちは毎日とても元気に学校へ行きます。
そんな子供たちに元気を与えるはずの私たちも
元気をもらいます。
彼らから元気をもらっているのは私たちだけではなく、
地元の方からも子供たちに元気をもらうという声を聞きます。
そんな子供たちの笑顔を守るために、これからも
楽しい遊びと学びの場を提供していけたらと思います。
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