子ども達から もらったもの
更新日:2012年03月02日(金)
こんにちは。短期ボランティアとして北海道から参加しました、きんちゃんです。
私は南三陸町の方々と直接かかわれるような活動をしたいと思い、 キッズサポートや漁業ボランティアなどを希望しました。
そのなかで、南三陸町のあさひ幼稚園で行われるお遊戯会のお手伝いに、2月16日から18日まで参加してきました。
16日、17日はあさひ幼稚園の子供たちと一緒に遊んだり、卒園に向けた壁紙を作ったりしました。
お遊戯会の本番は18日だったので、17日には私たちボランティアメンバーをお客さんに見立てて、 子供たちがダンスを披露してくれたりもしました。少し照れながら、でもみんな楽しそうに踊っていて、18日の本番がますます楽 しみになりました。
18日は、お遊戯会本番。
朝から子供たちの衣装を着させたりしていたのですが、控え室でも子供たちが踊
りだしたり、ドキドキワクワクしているのが伝わってきました。
お遊戯会が始まり、子供たちは家族・先生など多くのお客さんの前で
ダンスや劇、合唱を披露しました。
私は幕の開閉や大道具の手伝いとして、ステージ横から子供たちの姿を見ていま
した。
大勢のお客さんを前に緊張している子も多く、劇のせりふやダンスをを忘れてし
まったりする子もいました。
だけどみんな一生懸命で、緊張しながらも楽しそうに、輝いていました。
忘れてはいけないのは、ここは被災地であるということ。
もちろん、幼稚園から帰れば仮設住宅で暮らしている子もたくさんいます。
だけど子供たちは、「今」を一生懸命、楽しんでいました。
それが子供たちの両親や幼稚園の先生方にも伝わったから、
あんなに温かいお遊戯会になったのだと思います。
子供たちが持つパワーは、周りの人たちにも元気を与えてくれるんだな、と思い
ました。
そんなことを考えながら、最後に子供たちが合唱した「Believe」を聞いていた
ら、ついつい涙が出そうになってしまいました。
あさひ幼稚園で3日間活動ができたことは、私自身元気をもらうことができたし、
被災地の人々の持つパワーを感じることのできた貴重な体験でした。
北海道という離れた地からではありますが、南三陸町の復興や子供たちの成長を
これからも応援していきたい、という気持ちでいます。
南三陸町の方々、UEのメンバーの皆さん、本当にありがとうございました。
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