漁業ボランティアに参加して
更新日:2012年02月17日(金)
こんにちは。7泊8日で千葉から参加しましたゆるです。
短期ボランティアで復興のお手伝いをさせて頂くなら、町の主要産業に関わりたいと思い、漁業ボランティアを希望しました。
私がお手伝いさせて頂いたのは、競りの準備と競りが終わった魚の運搬と魚市場の清掃です。
競りの準備は、魚市場に運ばれてくる鱈が入った大量の発泡スチロールの箱を並べ、ぴったり閉まっている蓋を開けていきます。漁協の方や長期ボランティアの方はコツを掴んでいてパカパカと蓋が開くのですが、私はなかなかうまく開ける事ができず迷惑になっているのではないか、と思いました。でもボランティアとして求められている事を考え、邪魔にならないように必死に手伝いをしました。
鱈の運搬は正確さが大切です。鱈を正確に競り落とした買い手の元へ運びます。私も邪魔にならないように人手不足な所を探し、運びました。大漁で忙しい時は運んでも運んでも終わらなくて、すべて終わった時は達成感がありました。
ボランティア活動中に漁協の方々と話す機会がありました。震災時の港の様子、競りのお話や魚の調理方法など、短い時間でしたが地元の方とお話ができた事は貴重な経験です。また、何度も魚市場に行っていた為か漁協の女性の方にあだ名をつけられていた事を知った時はとても嬉しかったです。
魚市場にテレビの取材が入る事がありました。志津川漁協女性部の方々が鱈汁、わかめのしゃぶしゃぶなどを用意してくださったので、ボランティアの私達も頂く事ができました。いつも運んでいる鱈。地元の方が「美味しいよー!たくさん食べな!」と笑顔でふるまって下さった鱈汁は寒くなった体を温めてくれて、本当に美味しくて、一生忘れられない味です。
志津川漁協の皆様、全くの未経験者でしたがボランティアとして受け入れてくださりありがとうございました。私は、今回の漁業ボランティアの経験を忘れず、今度は旬の魚を買ったりして消費者としても漁業の復興を支援したいと思っています。
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