仮設住宅の週末イベント

 更新日:2012年01月15日(日)

こんにちは!岐阜から来たフィフィといいます。
南三陸にやってきて、なんだかんだで合わせて2カ月ほど経ちました。いまはコミュニティーサポート班で活動させてもらっています。
 
私たちが普段活動している仮設住宅で、メガネの無料配布、落語、そしてアロママッサージなどイベント盛りだくさんの週末がありました。
 
メガネの無料配布は、メガネ屋をやっておられる方が専用の機械や、さまざまな色や形のフレームを持参してくださり、なんとその日だけで70人以上の方の目の診断をし、ひとりひとりに合ったメガネをつくってくださいました。私は普段メガネを使いませんが、震災直後メガネをなくした方たちはどんなに苦労しただろうかと思っていました。案の定、震災時にメガネをなくした方も多く、やっと配られた100円均一の度の合わないメガネは取り合い状態だったようです。さすがに10カ月経ったいまでは、みなさん自分に合ったメガネを新調されているのかと思いきや、足腰の悪い方には遠くのメガネ屋に足を運ぶのも一苦労だということを、来られたお年寄りの多さで痛感させられた日でもありました。
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また、この同じ日には別の団体の落語の『寄せ』があり、お年寄りを中心にほっと一息つける穏やかな時間が流れていたように思いました。20畳に満たない集会所で、同じ日に二つのイベントを行うのは楽なことではありませんでした。でも、結果的にはメガネを目的に来てくれた方が落語を楽しんでくださり、またその逆もあり、たくさんのことを同時にやることの良い効果を知ることができました。
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その次の日には、神戸からアロママッサージの方が来てくださりました。
私も空き時間にハンドマッサージをしてもらったのですが、そこで気付いたことがありました。それは、マッサージと言われるとどうしても身体的なしこりを取ることしか私の頭にはなかったのですが、とくに被災地などではその意味合いは少し違っていて、むしろマッサージ中の会話がとても重要な役割を果たしているということです。
差し出した自分の手に付いていたミサンガの話から始まり、そのまま会話は尽きることなく20分ほどのマッサージはあっという間に終わりました。話し終わった後はなんだかすっきりして、話を聞いてもらったことに感謝の気持ちさえ出ました。
マッサージという一対一で他人と向き合う時間はカウンセリング的な役割も果たしているのだと、身をもって感じたのです。
それから、直接ひとの肌に触れるというのは、とても安心感のあるものだと思いました。忘れていないよ、応援しているよ、という気持ちが伝えられるんだと、改めて感じました。
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マッサージの順番待ちのお母さん同士が、「どこから来たの?」という会話をされていました。津波の前はどの地域に住んでいたか、という意味です。その会話を聞いた瞬間、この日のイベントは成功したも同然だと思いました。なぜなら、仮設住宅内の方や被災者同士の繋がりが生まれるきっかけを作ることが、私たちコミュニティーサポート班の仕事だと私は思っているからです。いままでは赤の他人が、次の日からは顔見知りになり、次の週にはお茶友達になる。
そんな「ひと」の復興が、町の復興につながっていくと思うからこそ、影からひっそりサポートできる毎日にやりがいを感じるのです。
 
(南三陸町には60あまりの仮設住宅が点在しています。そして、仮設住宅ごとに『支援の差』がおこっているという話も聞きます。南三陸町の為に、囲碁や将棋、ネイルサロン等、一緒に活動して下さる方がおられましたら、ぜひご連絡ください!)
 
 

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