南三陸町を訪れて…

 更新日:2012年01月12日(木)

ボランティアに参加させていただいたいっちーです。
 
「何もない」というのが、南三陸町を初めて訪れた時の印象でした。そして不思議と悲しさを感じませんでした。被災前と後があって、前を知っていれば、前の痕跡が残っていればこそ、被害の大きさ、悲惨さを感じられるのだろうと思います。ただここは何もなさ過ぎて、何も感じない。そうならば、できるだけ想像力を働かせて当時に近づけるよう、時間があれば街を散歩し、被災前の写真を見ました。そうすることが被災地を知ることの第一歩だと思いました。
 
気仙沼市も訪れました。そこは南三陸町とは異なる印象を持っていました。まず、町があり、一見すると普通の地方都市のように見えました。しかし、ある角を曲がった瞬間、海沿いの地区に足を踏み入れると、更地や被災した建物が広がるようになりました。ひどいところはひどい、そうでないところは何も変化はない。被災地により、また被災地内でも場所により、被害の大きさやタイプが異なり、復興までの道のりも異なってくることを実感しました。
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ボランティア作業では、鮭の選別作業の補助を行いました。漁業というものに関わったことがなかった身としては、魚を間近で見、触れることも、実業に関われることも貴重な体験でした。一方で、ボランティアがどこまで実業(生産活動)に関わるかということについては、常に頭に入れておかなくてはいけないと思います。ただ、今はそれを考えすぎて動かないよりも、とにかく被災地から求められることはなんでもやるという姿勢でよいと思います。
 
今後どのように南三陸町が復興していくのか、それに自分がどのようにかかわっていけるのか、わかりません。一つ言えるのは、「人や物が動き続けること」が大事なんだろうということです。今はボランティアや支援物資がどんどん入る時期だろうと思いますが、それをだんだんと経済活動主体に替えていきそれを継続していくことが必要なんだろうと感じました。
 
今回ボランティアに参加して、「被災地」とひとくくりに、もやっとしていたものが、少し具体的に感じられるようになりました。また、地元の方や長期間ボランティアとして関わっている方々の話や考え方に触れられたことは、被災地の今後を考える上で非常に良かったと思います。今後は、例えば物産展で南三陸町のものを買ったり、旅行先として立ち寄ってみたり、そういう緩い形で長い目で南三陸町(に限りませんが)と関わっていきたいと思います。
 
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