伊里前保育所 修了式

 更新日:2011年10月21日(金)

こんにちは。シアトルから来ました長期ボランティアの金井です。
メディア班でカメラを担当しています。
今日は伊里前保育所で修了式がありました。
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当初3月25日に予定されていたこの修了式は、震災の影響で中止され、
年長組だった児童24名はきちんと卒園することなく小学1年生になりました。
震災当日、卒園を控える園児と先生たちはお別れ会をしていたそうです。
その数時間後、地震と津波に襲われ、11名の先生が23名の児童を連れて
裏山にある歌津中学校に避難。
寒さや空腹に耐えながら3日間を過ごしたそうです。
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今日は、子どもたちの命を救ってくれた職員のみなさんへ感謝を伝えたい、
そして子どもたちの卒園を祝いたいという保護者の方の希望に、
ボランティア団体が協力する形で、7か月遅れでやっと修了式が実現しました。
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修了式では地震や津波に負けなかったとして、所長から「がんばったで賞」が
贈られました。
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児童は「私たちは先生に助けられました。今日は遅くなったけど先生たちにありがとうの気持ちを込めて、
歌を歌います」と、3月まで一生懸命練習していた歌を24名全員で披露してくれました。
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震災後、あまり顔を見ることもなかった児童の成長をうれしそうに見守る職員の方、
7か月たってやっと卒園を祝うことができた保護者の方、
そして久しぶりの保育所で友だちと会うことができてうれしそうな児童を見て、
私もカメラのレンズ越しに目頭が熱くなりながら、シャッターを切っていました。
以前、福興市実行委員長の山内さんがこんなことをおっしゃっていました。
「子どもたちが生き残ってくれたことが一番うれしかった。
 この子どもたちのために大人ががんばれるなという気がした。
 これは再生できるな、と感じた」
所長は卒園児に「命の大切さ、人と人が助け合う大切さを忘れずに大人になってほしい」とおっしゃっていましたが、
子どもたちや子どもたちを支える大人が快適に暮らしていける町づくりを全力でお手伝いしたい、そんな思いがまた強くなる一日でした。
みんな卒園おめでとう!