図書館オープン

 更新日:2011年10月04日(火)

メディア班原賀です。
10月5日、南三陸町に仮設図書館がオープンします。
場所は総合体育館(ベイサイドアリーナ)のすぐ横。
①前景.JPG
南三陸町の図書館は、津波で建物蔵書全て流されました。
津波から200日たった今、支援物資として全国から届いた3000冊の本を元に、
図書館はスタートします。
この半年間、必死に『生きる』事に全力を傾け踏ん張ってきた南三陸の人々に、
『本を読む楽しみ』が回ってきたのです。
本棚には、子供が好きそうな本がズラリ勢揃い。
『14匹の○○○○シリーズ』『ずっこけ○人組』など、時代を超えた名著もそろっています。
②子供本.JPG
勿論、大人向けの文庫や新書もあります。
③大人本.JPG
「ようやくオープンです。(町の)皆さんも待ちわびていました。
(準備の様子を)毎日覗いていく方もいたんですよ。
ここで新しいコミュニティが生まれて、
(住民同士の)横のつながりを作るお手伝いが出来ればうれしいです。
この図書館に来た人みんなに笑顔になってもらいたい。
南三陸町は、一歩一歩進んでいます。」
とスタッフの方はおっしゃっていました。
10畳ほどの、本当に小さなこの仮設図書館が、
笑顔にあふれる日は、もうすぐです。
最後に、『南三陸町図書館秘話』を教えて頂きました。
全て流されたと思っていた南三陸町の蔵書、
実は、奇跡的に2冊だけ見つかりました(題名は内緒)。
その2冊は、大切に大切に保管されているそうです。