瓦礫の中での一歩

 更新日:2011年09月18日(日)

こんにちは。
メディア班大屋です。
今日ご紹介するのは南三陸町は志津川にある「千葉のり店」。
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千葉のり店は宿泊所の近くにあるためよく通るのですが、
いつもお客さんでにぎわっています。
取材当日もすでに売り切れという盛況ぶり。
姉妹で切り盛りされているそうで、今回は妹さんの千葉公子さんにお話を伺いました。
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千葉のり店の歴史はなんと90年。
今回の震災でお店を失いましたが、震災後、10日ほどで再建を決意されたそうです。
マイナスのマイナスからの出発。
再建を決意したものの、それに耐えられる年齢なのか、
別の生き方をしたほうがいいのか何度も葛藤したそうです。
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再建にあたってたちはだかる様々な壁。
決意したものの果たして本当にできるのだろうかという不安。
そんな思いにかられながらも目の前のことだけを払いのけ、とにかく前へ向かっていかなければと突き進んだ結果、こうして営業再開に至ったそうです。
その苦労はおそらく想像を超えるものだったと思います。
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「再建できたのは本当に皆様のおかげです」
と深々と頭を下げる公子さん。
これからの目標を聞いたところ、
「この町のために、若い子を育てたい、そして後継者がほしい」
と熱いお気持ちを聞かせて頂ました。
お店の外にはこんなものが。
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周りへの配慮も忘れません。
様々な苦難を乗り越え、営業再開に至った千葉のり店。
公子さんの凛とした瞳がなにより印象的でした。
千葉のり店の人気の秘訣、ここにあり!
みなさんも是非、南三陸町へ起こしの際は「千葉のり店」へ足を運んでみてはいかかでしょうか。
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取材を終え、メンバー一同公子さんの前向きな姿勢に心を打たれた一日となりました。
本当に心を打たれました。
少しでも伝われば良いなあ・・・
いつも取材のたびに元気を頂いています。
ここから先は余談になりますが。。。
私は沖縄出身で、外から来た人間です。
被災されたみなさんの痛みはいくら想像しても、そして理解したくても、きっと100パーセント理解できることはないでしょう。
遠く離れた地に住んでいると情報もあまり入ってきません。
時間と距離に比例して震災に対する意識が薄れていくような気がしてなりません。
実際にここへ来ることで、今何が起きているのか、どういう状況なのか少しではありますが実感できたような気がします。
そしてそれを伝えられたらいいなと思いますし、
もっともっと情報を発信し続ける必要があるのではないかと思います。
最後に、
「はいつくばってでも自力で生きていかなければならない」
公子さんの言葉で締めくくりたいと思います。