—–1泊学びのプログラムの様子—–
更新日:2012年12月09日(日)
こんにちわ。
ボランティアメンバーのキャノンです。
今回は撮影チームとして1泊プログラムに同行させていただきました。
その様子をご紹介したいと思います。
1日目は、地元ガイドによる東日本大震災当日や、被災された時の状況などを聞きながら被災地を巡り、2日目はボランティア活動を行うプログラムでした。
最初に訪れたのは、志津川の町を見下ろす高台にある上山緑地公園。ここでは、被災状況の解説のほか、地元ガイドの佐藤紀子さんによる語り部も行われました。
東日本大震災で被災され、ご親族を亡くされた紀子さんのお話は、3.11で起こった出来事を風化させずに後世に伝えてゆきたいという強い思い感じることができました。
その後、プログラム参加者の新宗連の6名の皆さんにより、慰霊祭がとり行われ、参加者全員で東日本大震災の犠牲者に祈りを捧げました。
2日目には、南三陸町で主に菊の栽培・販売を行う小野花匠園さんに伺い、ボランティアを行いました。もともと、いち菊農家だった小野花匠園さんは、今年の2月に株式会社を立ち上げ、地元被災者の雇用を生み出す場となりたいと積極的に動いている会社です。また、農家を目指す若者の育成なども行っていて、現在は20名ほどの社員の方が働いているそうです。
↓こちらも是非見てください
小野花匠園さんホームページ
小野花匠園さんfacebook
小野花匠園さんでは、お盆に合わせて苗つけした菊に、ビニールをかけるためのパイプを張る作業や、菊を同じ長さにカットし、揃える作業などをお手伝いしました。
ビニールハウスのなかとはいえ、小雪が舞い散るなかでの作業は身体にこたえましたが、共同作業で楽しく作業を終えることができました。
プログラムの終わりにひとりの参加者の方が、「実際に目にしてみないと、この被害の甚大さはわからないね。もっと大勢の人にこの現状を知って欲しい」とおっしゃっていました。
実際に私自身もこの地に立ってみて、震災当日に起こったこと、今後の復興のことなどに思いをはせながら、自分に何ができるかを今後も考えていかなければならないと感じました。今回初めて被災を訪れた私にとっても、感慨深いプログラムとなりました。