第7回 福興市!

 更新日:2011年10月31日(月)

東京から来た大学4年のあやなです。10月27日から31日の短期でお世話になりました。
私は8月中旬ごろにもここユナイテッドアースで仮設住宅のイベントやコミュニティサポートに関わる活動しました。
その際に私自身のボランティアに対する考えが大きく変わり、また町やボランティアといった様々な人たちが一体となって南三陸町を復興させようとする姿に感銘を受けました。
想像を絶するような恐ろしい局面にあった人たちが、極限状態の中で、前を向いて一歩一歩踏み出している様子を目の当たりにして、本当に人と人との絆やパワーを感じたことを覚えています。
それらは、普通に自分の家で暮らせて、普通に学校に行けて、普通に仕事ができて、普通に友達と遊んで、普通に就職活動ができて・・・なにもかもが普通に、当たり前にできる東京の環境下では、決して感じられなかったものです。
今回再び南三陸町に訪れたのも、そのような一度受けた衝撃や感動を一時的なものにしたくないと思ったためです。また苦境を強いられながらも山と海に囲まれた美しい南三陸町を取り戻すために行動する町の方々や、短い期間でも共に活動したユナイトッドアースのメンバーのことを忘れたくないと強く思いました。そこで今回第7回目を迎える福興市に合わせて舞い戻ってきた次第です^^
DSC09733.JPG
DSC_0080.JPG
今回の私の活動内容は、仮設住宅での福興市の告知のチラシ配布、福興市のためのテントの設営、そして当日は志津川町の高長醤油店という仙台味噌の販売をするお店の販売サポートでした。
P1200046.JPG
当日初めてお会いした高長醤油店の高橋ご夫妻はとても親切に、私ともう一人のユナイテッドアースメンバーにお味噌の説明をしてくれ、またお客さんに対してもわずかにおまけをしたり、お母さん自慢の甘酒を振る舞ったり、とても優しく明るくしていらっしゃいました。
DSC_0209.JPG
けれど、時折
『こちらのお店はどちらにあるんですか?』
というお客さんの問いに対して
『すみません、今はお店をやれていなくて、月に一度のこの福興市でだけ売っているんです』
とお母さんが申し訳なさそうに言うのを見ました。
また、たまにお客さんの中に高橋さんたちが被災する前まで近くに住んでいて、今は別々の仮設住宅でしばらく顔を合わせていなかった人もいて、とても懐かしそうに互いの近況を語る様子がありました。
そこで、あぁこの方たちも被災者なんだと、せっかくの美味しいお味噌を広げることも今はできないんだと、はっとしました。本当に悲しくなったし、やるせない思いでした。
言葉でうまく表せませんが、それらを見て改めて、この日だけでも高長醤油店のお味噌を色んなお客さんに手にとっていただきたい、高橋さんたちと一緒に楽しくお店を盛り上げたいと心の底から思いました。そして売り子として試食を盛んに勧めたり、お客さんに積極的に声をかけました。その甲斐もあってその日は160キロあったすべてのお味噌を完売することができ、出店以来初の完売に高橋ご夫妻や他の店員の方が大喜びで手を叩くのを見て、私も自分のことのように本当に嬉しかったです。
南三陸町の人々がかつてのように商売であったり、歌や踊りのパフォーマンスを行ったり観たりする機会が得られる福興市はとても大切だなと感覚的に思いました。福興市を通じて商店街などが全くない仮設住宅等の生活している人たちなどに、これからに向けてほんのわずかでも希望を感じていただけるのかもしれないと願いにも似た思いを抱きました。これからも少しずつこうした場が被災地に増えていってほしいです。
IMG_0011.JPG
DSC_0051.JPG
DSC_0179.JPG
DSC09812.JPG
4泊5日と短い期間ですが、多くの新たな気づきを得られたことをとても嬉しく思います。
東京にいても南三陸町で見たことを忘れずに心にとめていたいです。 そしていつか再び南三陸町に来て、またそこにいる人たちの明るい顔が見れたらと思います。