第27回志津川湾まつり福興市

 更新日:2013年08月01日(木)

7月27日 南三陸町さんさん商店街で「第27回志津川湾まつり福興市」が行われました。
  
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2011年4月から行われた福興市は27回目を迎え、すかっり南三陸町の名物の一つとして定着しています。連日の豪雨や濃霧に包まれた南三陸町は開催も危ぶまれましたが、当日は雨も降らずに無事に開催。
  
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濃霧が漂う中、客足は遠のくばかりかと思われましたが夕方に近づくに連れて沢山のお客さんで賑わい、肌寒いながら夏祭りらしい笑顔を見かけることができました。
  
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様々なステージイベントも用意され、漫才やよさこいなど多種多様な催し物の中で一際印象深かったものは「トコヤッサイコンテスト」でした。
  
トコヤッサイとは、かつて震災前の南三陸町で行われていたお祭りで、子供達が仮装して踊りながら町を練り歩き、最後に一番元気だったチームをコンテストで決めるというお祭りです。
  
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このトコヤッサイは震災以来途絶えていたそうですが、震災当時に中学生だった子供たちが高校生となり大好きだったトコヤッサイを再び南三陸町に復活させようと呼びかけ続け、ついに実現に至りました。
  
南三陸町の高校生たちが、震災を語り継ぐ学生語り部団体「まずもって」を結成し、その中の活動として途絶えていたトコヤッサイを若い力と大人たちの力を合わせて復活させたのです。
 
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南三陸町の子供たちのパワーや、町を思う気持ち、そして未来への実現力には、本当に脱帽です。
 
この行動力や深い洞察力は、悲しみの上に成り立ったものだということを考えれば、皆が楽しそうに踊っているその姿も本当に揺るぎない南三陸町の誇りを見せてもらっている気持ちになります。
 
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涙を乗り越えた笑顔。
 
悔しさをバネにして挑んだ夢。
 
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福興市は、瓦礫が片付いた今では一目見るだけでは普通のお祭りに見えるかもしれません。
  
ですが、その本質は逆境を乗り越えた人々の力強い息吹が涙の上に成り立ったもの。
  
これまでの南三陸町の深い歴史の結晶であり、そしてこれからの南三陸町の未来の歴史を作っていくのでしょう。
  
それも、子供達の尊い努力を目の当たりにすれば安心して未来を任せていけると確信する。
そんな日でした。
  
 
さの