埼玉で結婚式

 更新日:2013年12月01日(日)

11月10日
南三陸町出身のマナブンと埼玉出身のまさこさんこと愛称ヨガが埼玉で挙式を行いました。
2012年4月からヨガは埼玉から南三陸町にボランティアでやって来て、半年後にマナブンと出逢い結婚したのです。二人は夏に南三陸でも披露宴を行ったのですが、ヨガの故郷でも行うことにしたのでした。
 
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二人の式には、ボランティアで来てくれた人や埼玉の御友人たちが一緒になって二人を祝福しました。そこで、ヨガの御親戚の方のスピーチで僕の心に残るお話がありました。
 
それは、可愛い娘を被災地に一人で行かせる御両親の心配と、未だに被災地に来たことのない人たちにとって未知な場所への戸惑いです。すぐに帰って来ると思っていた娘さんが被災地に残ってやることを全うしたいという決意を聞いた時に何も反対せずに快諾したそうです。ですが、その胸中は計り知れません。いくら報道で復興を伝えられてきても、悲しいニュースや未だ解決の見えない問題が山積みだと伝えている側面もあります。住んでみなければ見えない部分を埼玉の人達は分かることは出来ないのです。一度、インフラがなくなった土地が凄いスピードで元に戻っていく実感は他府県の人には伝わらないかもしれません。
 
 
ですが御親戚の方はマナブンとヨガを見て、二人の絆、信頼、そして笑顔を目の当たりにして心配は杞憂だったのだと確信したそうです。壮絶な体験を乗り越えたマナブンと、誰かのために被災地へ飛び込んで自分のやるべきことを見出したヨガなら必ず復興の中でやっていけると感じたそうです。
 

そして次にマナブンの友人の翔太くんがスピーチをしました。幼馴染としての想い出、そして震災を乗り越えて生き残ったことをお互いが確認した時の喜びを語ってくれて、会場に涙を流す人たちが大勢いました。
 
この結婚式には、普通の結婚式にはない言葉には出来ない力強い感動が流れているのを誰もが感じたと思います。
日本未曾有の危機と呼ばれた震災。それに立ち向かった人々と、遠くからでも気持ちを送り続けた人々。そんな中で生まれた絆の結晶の一つがこの日の結婚式なんだと。
 
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最後にヨガが御両親に手紙を読みました。
 
被災地に行く時に笑顔で見送ってくれたこと。
 
宮城に向かうバスで涙止まらなかったこと。そのきかっけが無ければ愛する人に出逢えなかっただろう感謝を述べました。
 
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勇気を持って誰かのために動いた人間の運命の不思議な出逢いを誰もが感じいれた結婚式だったのでしょう。すすり泣きが聞こえる中、ヨガもご両親も泣いていました。
 
こういった個人の働きかけが、その人の人生を大きく変える。そういった積み重ねが東北の復興に大きな貢献になって広がっていく。そんな未来への道程が垣間見える素敵な披露宴でした。
 
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