皆様へのお願い-カンボジア寄付支援について-

平素は、ユナイテッド・アースの活動や理念に共感し、ご支援・共働いただき、誠にありがとうございます。

私たちは2006年設立以降、多くの皆様に支えられながら「希望溢れる幸福な社会」の実現に向け、国内外で様々なプロジェクトを実現して参りました。

特にここ数ヶ月は、YouTube等のSNSを通して当団体のご紹介をしていただく方が増え、
中でもカンボジアの寄付支援においては、大変多くの方々にご協力をいただき、現地からも喜びと感謝の声を多数いただいております。
ご協力いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

改めて皆様への感謝とともに、私達の想いや支援内容についてお伝えさせていただきます。

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目次

カンボジアの貧困と歴史的背景

カンボジアはフランスから独立後、30年にわたる内戦により国家が崩壊。

また1970年代にはポル・ポト政権によって、強制労働や拷問、さらに国内の知識階級や反対派とみなされる者が次々に処刑され、悲惨な歴史を辿ってきました。
死傷者数は様々な説がありますが、100万人以上の罪のない市民がこの独裁政権によって殺戮されたと言われています。

「ポル・ポト」 ウィキペディア日本語版(2019年8月27日15時)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%88

2000年頃からようやく経済発展を遂げていますが、急速な経済成長を果たしたのは都市部のみで、
都市部と農村部の所得格差は拡大し、富裕層と貧困層の格差が一層深刻になりました。

そして現在、貧困の連鎖から抜け出せないカンボジアでは、
安心・安全な暮らしをすること、きれいな水を飲むこと、子ども達が教育を受けることもままならず、
「ストリートチルドレン」「児童労働」「人身売買」に苦しむ子ども達が後を絶ちません。

水で救える命がある-カンボジア井戸支援-

私たちが暮らす先進国では、水道の栓をひねるだけで安全な水を飲むことができます。

しかし、カンボジアでは安全な水を手に入れられるのは人口の約40%で、
ため池の水や泥水を口にしてしまい、下痢で命を落とす人が今なおいます。
やっとの思いで手に入れた「水」が原因で、子どもたちの未来が閉ざされてしまうのです。

また井戸のない家では、幼い子どもたちが1km以上離れた場所にある水汲み場まで、バケツを持って徒歩で何往復も水を汲みに行っています。

想像してみてください……

もし、日本が貧困国だったら… 自身や大切な人が貧困に苦しんでいたら…
もし、目の前で子どもが命を落としていたら…
どれほどの痛み、悲しみを伴うことでしょうか。

ユナイテッドアースでは、井戸の建設を通して「一人でも多くの命を救いたい」「子ども達に希望ある未来を届けたい」という思いで支援を開始し、
これまでに約50基の井戸を建設し、延べ1000人の方がきれいな水を利用できるようになりました。

1基の井戸で、20人以上の方が水を利用できます。
また衛生意識を高め、地域の自立支援につながる井戸建設は、カンボジアの貧困地域における生活の水準向上にも繋がります。
水で救える命があり、水で開かれる未来があるのです。

「私たちにできることは何か?」
「本当の幸せな生き方とは何か?」

私たちは、人の痛みや社会の憂いを感じ、慈愛の心・和の精神を育み、利他の実践を世に拡げていくことを大切にしています。

そのような生き方こそが、個の人生、ひいては世界中の多くの方々の人生が真に豊かになるものと信じ、今後も、皆様と共に「希望溢れる幸福な社会」に向けて活動できますことを心より願っております。

私たちの活動、理念にご賛同いただける方は、是非ご協力をよろしくお願い申し上げます。

NPO法人ユナイテッド・アース 事務局一同

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