海外支援

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ビジョン(活動目的)

一過性で終わらない、真の自立支援を念頭にユナイテッド・アースのネットワークを活かし、市民主体で多面的な海外支援を行う。

目的と想い

ユナイテッド・アースでは、定期的に海外への支援活動を行っていますが、様々な国へ行く度に、日本という国がいかに恵まれているのか、どれだけの可能性を持つ国であるのか思い知らされます。そして、様々な困難の中でも、いつもキラキラ輝いているのは子ども達の笑顔です。支援活動に来ているのに、逆に多くの元気!勇気をもらう!そんな体験の繰り返しです。

この子ども達の未来の為に、私達ができることは何なのか?ユナイテッドアースとして、多くの皆さんの知恵とネットワークを結集させ、これからも日本国内にとどまることなく、海外へも幅広く支援活動を続けていければと思っています。

 

支援先① カンボジア

近年カンボジアは年7.3%の経済発展を遂げ、日本企業の参入も増加しています。一方で地方との貧富格差は埋まらず経済発展の恩恵は首都プノンペンや、世界遺産アンコール・ワットがあるシェムリアップのような大都市のみ。首都から車で3時間ほど移動すれば、電気も通っていない農村が拡がります。

1日2ドル未満で暮らす貧困層は、国民の半数(828万人)を超え、 生活難から物乞いをするために子どもを市場に行かせる親や、雨水で生活をしている方が後を絶ちません。飲み水が原因で病気になる方も多く、1基の井戸(3万円)を掘ることで、20人以上の方たちが綺麗な水を飲むことができ、生活環境の改善に役立つことができます。

実施対象エリア

●プレイクラン村
首都であるプノンペンから、車で3時間ほど場所にある巨大な農村。
井戸がない家庭では、雨季に貯めた雨水や、溜池、3,4キロ離れたところにある井戸まで水を取りにいかなくてはいけない

支援策

・首都から離れた村での井戸掘り支援
・孤児院への食糧や文房具の支援
・ゴミ山にある学校の子どもたちへの食糧、物資支援

目指す効果

井戸の無い家では、2km以上離れた場所にある井戸まで、歩いて水を汲みに行きます。水を汲みに行くのは、大人ではなく、幼い子ども達です。井戸まで水を汲みに行くことが辛く、雨水を飲んでしまい、病気になる子ども少なくありません。井戸を掘ることで、飲み水を確保できるだけではなく、子ども達が遊んだり勉強したりする時間も増えます!また、学校に通う子ども達に定期的に食糧支援を続けることにより、子ども達を学校へ行かせず働かせたいと思う親達が「食料がもらえるから」という理由で学校に通わせるようになり、結果、子ども達が学ぶ機会を得ることができ、学ぶことで自らの未来を開いていくことができます。

図3 ★56

 

支援先② ケニア

ケニアの大きな社会問題で、人口の7%の約250万人がエイズ感染者との統計があるが、このスラムでは10人に4人はエイズ感染者であると言われています。それは地方から仕事を求めてきた人がやむなく生活の為に、売春や麻薬に身を染める結果です。教育環境を整えることがとても重要です。ケニアの地方部の無電化地域(電化率は10%程度)の多くは照明として灯油ランプが使われていますが、明るさが不十分なだけではなく、煙による健康被害や火事の危険にさらされているのが実情です。
また、通信手段として携帯電話の普及が進んでいますが、十分な充電インフラが整っていないという課題もあります。そこで、持続可能エネルギーであるソーラー発電を普及させ、クリーンで安心な“灯り”と“電源”を安定して供給し、そこに住む住民の生活水準の向上を図る「ソーラーLEDライトと携帯充電器」の普及プロジェクトを展開しています!

実施対象エリア

●キベラスラム
東アフリカ最大規模のスラムで、ケニアの首都ナイロビに位置する。
現在、約80万人が住むといわれている。

支援策

・ソーラーLEDライトと携帯充電器の普及

目指す効果

煙による健康被害を防ぐことができます。
安定した電源を提供する事により、携帯電話の充電インフラが整い、外部との連絡手段を確保する事が出来ます。
子ども達が安全な灯りのもの、夜遅くまで勉学に励むことができるようになり、子ども達の未来を開くことができます。

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