●○復興応援バイトを経験してみての感想 その7○●

 更新日:2014年01月08日(水)

南三陸町復興応援バイトに参加してくださった、
高橋 亜希さん(埼玉県出身)より、感想を頂きました。
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最初は、ボランティアではなく仕事をすることが、
町にとっても自分にとっても良いかなと思っただけで、
町に来た目的は何なのか、自分の気持ちが明確ではありませんでした。

南三陸町は、水産の町なので、
水揚げが天気に左右される事、
季節の移ろいや魚のしくみ、
市場との関係や流通など、
都心にいたら感じ取りにくい事を、身近に感じて知ることが、新鮮で楽しかったです。

数日観光で来て、町の魅力を知って、他の人に伝えれば、
印象の詰まった応援の形になると思います。
一定期間働くために来て時間が経つと、
最初に来た時の気持ちを忘れそうになります。

時々、何でここにいるか考え自問して、
少しすっきりした気持ちを拾いながら、毎日を過ごしました。

自分のいた時間が、長いのか短いのかはさっぱりわかりませんが、
数日いただけだったら聞けないことを、話してくれたように思います。
伝えてくれた気持ちも事実も、ここに住む人から直接聞いた話は、
自分にとって何よりも本物です。

産業を促進するために手伝うことや、
ここにいる人が頑張って取り組んでいることを、隣で見て
「頑張ってください、楽しみにしてます」と声をかけることに加えて、
会話ではない対話が大事でした。
 例えば、一所懸命取り組んでいることの先行きが明るみではなかったり、
  頑張っていてもそれより気がかりな事があったりします。
  どんな人でも同じかもしれませんが、出会って話した人が、
  心の奥で何を本当に思っていることなのか、
  小さくていいから、感じ取って理解しようとすることです。
その人のために、自分が何をできるとか、大きいことではなくていいと思うのです。

仕事だから良いことばかりではありませんが、
この町の人の優しさにいっぱい触れながら過ごしました。
それはきっと、震災当初から、この町のために力を注いできた人からの恩を、
私たちに送り返してくれているのだと思います。

「震災があったから、あんたたちにも会えたんだね」
と言われたことがありました。
動かなかったら出会えていないから、真心あってこそだと思います。
それを伝えるのが、他所から来る私たちの役目だと思います。
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町はどんどん変わっていきます。
「ここにこんな人がいた」「あの時、ここにいて、その後どうした」
という言葉の臨場感は、どんどん薄くなっていきます。

その中で、自分が町を訪れることができる時間と
この環境に身を置くことを受け入れてもらえて、
町で出会えた方々に感謝の気持ちがあふれます。
「また遊びに来んしゃい、泊めてやっから。」
そんな場所ができた自分は、とても幸せです。
今度遊びに来る時も、三陸の方言で話せることを楽しみに、
今後の自分の生活を頑張っていきたいと思います。

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